ビルバオのバル２０１２（５）

スペイン旅行４日目（火曜）　夜

KATE ZAHARRAからホテルへ戻り、例によってシエスタで一休み。
むっくりと起き出して、夜の部へ向かう。
まずは昨日開いていなかったお店などを中心に回ってみようということにして、GRACIA通りへ向かった。

GAZTANDEGI～colinto～（SUMO）～BITOQUE

GAZTANDEGI
店名はバスク語で「チーズ」という意味だけあって、お店に入るといろいろなチーズが冷蔵庫に入っており、チーズを使ったピンチョスが豊富に並ぶ。
以前はドライトマトとチーズの乗ったピンチョを食べたことがあったので、今回は生ハムとチーズを練ったものが乗っているものをチョイス。
カーニャ２杯を頼むと、娘に水はいるか？と聞いてくれ、お水（水道水だけど）も出してくれた。
チーズに生ハムの細かく刻んだモノが入って練ってあるものは、良く見るマヨネーズのそれとは違い、とてもコクがあって美味しかった。


corinto
新しく出来たワインバーとのことで、覗きに行ってみた。
店に入ると、左側の壁一面に何十種類というワインが置かれており、それぞれ窒素充填されていて、グラスを置いてカードを差し込んでワインの量（３段階の量があった。量により価格が書かれている）を押すとワインが注がれるというシステム。
面白いのだが、最初はどうやっていいのか分からず、おどおど（笑）
よく通う人はプリベイトカードみたいなものを購入するようだが、ちょっと寄った人の場合はお店の人にお願いしてワインを注いでもらう。
１杯１ユーロちょっとのデイリーテーブルワインから、一杯数十ユーロのワインまで豊富。
UNICOを見つけたので、ついこれをチョイス。
カリエンテメニューでソロミーヨを見つけたので頼んでみた。ちょっとしょっぱい。
このお店は、食べるのではなく、飲みに行くお店かな～。


SUMO
日本人がやっている（その割に相撲ってネーミングはちょっと微妙）、持ち帰り専門お寿司のお店。
ケーキ屋さんみたいなショーウインドウに、ニギリが並べられている。一個ずつからチョイスOK。
私たちがお店に行ったときに日本人のスタッフはいなかったが、１０種類くらいを購入。

バル巡りのあとにホテルで食べたが、どれも予想以上に普通にちゃんとお寿司でした。
ちょっと日本食が恋しくなったときには手軽で良いかも。


BITOQUE de albia
昨日のリベンジ、と最後に向かったのはこのお店。
昨日は飲み物を注文後、食べ物を何にしようかと黒板を眺めているときに娘が具合悪くなってしまったので、とりあえず飲み物も食べ物も決まっている。
到着後、昨日（旦那は一口ずつ飲んだが）飲めなかったカバとティントデベラーノを注文、カリエンテメニューから生ハムのコロッケと牛ほほ肉の煮込みを注文した。
生ハムのコロッケはとても上品な味。美味しい。牛ほほ肉も美味しくて満足。
娘も両方気に入って食べていた。
注文は昨日いた女性の店員ではなく（この女性もカウンターにいたが）、近くにいた男性の店員にお願いしていたのだが・・・
男性の店員にお会計をお願いすると（バルではたいてい注文をお願いしていた店員に会計もお願いする仕組みなのが多い）、昨日の女性の店員が男性の店員になにやら話しており、女性の店員が請求書を持ってきた。
そこにはコロッケと牛ほほ肉しか書かれていない。
飲み物のことを言おうとすると「昨日の分でOKよ！」みたいなことを言われ、何と飲み物代はサービスしてくれたのだった。
びっくり。
流行っているお店の余裕もあるのだろうが、こういうことがあると嬉しくなって、また絶対行こう！とか思っちゃったり。
東洋人は多くないとは言え、お店の人の客を覚える記憶力もすごいなあと尊敬（私は人の顔を覚えるのは非常に不得意）した。
次回はもっとゆっくりいろいろ食べてみたいなと思った。

帰り道、開いていたら寄ろうと思ったけれど、LA VINAは残念ながら今日もお休み。
日曜日も今日もお休みなので、長期休暇とか改装休暇とかだったのかな・・・？

ホテルに戻り、上記のSUMOのお寿司を食べて本日のバル巡りは終了とした。
GRACIA通りの美味しいというOKELAは残念ながら今日もお休みで行けず。昨日キッチンがクローズしてしまっていたラバスの美味しいお店も夜はもうラバス売り切れということで残念。
来年の楽しみにしよう。